ずっと何のために生きるかって考えてきた
人生の目的について
20代からずっと
結局いつも答えが出ない
堂々巡りの考え
ぐるぐるぐるぐる
考えてきたといってもただ悩んでいるだけでなにか実行したわけではない
特にやりたいことがあるわけではない
社会貢献なんて大それたことをしたいとは思えない
自分は何のために生きているんだろう
なんでみんなそういうことが気にならないんだろう
自分だけ高尚な悩みを抱えてるって、超ばかでまぬけな思い上がりをしたこともある
それっぽい本も読んでみた
読んだときはそうだよなって思ったけど、
今なにも思い出せないので、結局身にならなかったんだろう
もちろんそれは本のせいではない
自分がその本が言っている真意を汲み取る努力をしなかったせいだ
結局、
人生の目的を見つけるために生きるんだ、なんて
なんとなくそれっぽい答えで納得してきた
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『死ぬときに後悔しないように生きる』
最近これをよく目にする
最近というわけではないか
尊敬する著名人はみんなこれを言っている
死と隣合わせの生
死があるからこその生
死を考えれば、今を目一杯生きること
後悔しない生き方をするのが最善であると
他人に人生を任せてはいけない
自分がしたくないことに自分の人生を使ってはいけない
使ってはいけないというか、死を考えれば他人のために自分の大切な人生の時間を使っている場合ではないということ
最も親しい肉親の死があったときは、
『自分が死んだ後になにか残ること』が価値のある人生なんじゃないかと思った
自分が死んだ後になにか残ること→自分の人生の証→人生の目的
自分が生きた証を残す
まあ悪くない
でもそれって結果なんじゃないかなって思った
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スティーブジョブズは、アップルという世界一の会社を作った
ジョブズの死後、アップルはどうなるか、
オリジナリティを失っていくんじゃないかって心配されたけど、
死後10年たってもアップルの魅力や企業価値は衰えていない
ジョブズは自分がいなくなってもアップルが会社として存続する、
アップルが世界を驚かせる製品を作り続けられるような仕組みづくりを、生前からしていたはず
でもそれは、
アップルが自分の死後も素晴らしい製品をつくり続けられるように、アップルのために、自分の仕事としてやっていた
決して、自分の生きた証としてアップルを残したいと
思ったわけではないと思う
つまりジョブズとしては、自分がやりたいことは
テクノロジーとアートが交差した素晴らしい製品を世に出すこと
そのためにはアップルという会社が必要だったということ
自分のやりたいことを
自分の生があるうちにできるように目一杯生きる、仕事をする
結果として、それが自分の死後もできている
ってことなんだと思う
だから自分の生きた証を残すこと
というのは、人生の目的にはならないんじゃないかな
自分のやりたいことを見つけて、
ひたすらそれを実行する
後悔しないように
その生き方自体が人生の目的なんだと、
『死ぬときに後悔しないように生きる』を解釈している
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- 有名すぎるスティーブジョブズのスタンフォード大学スピーチ 死について(9:00〜)
- YOSHIKIの生と死に対する考え(14:00〜)
- 橋下徹の人生観
(敬称略)
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- 死と人生について考える映画『最高の人生の見つけ方(原題 : The Bucket List)』

余命宣告された2人の男(一方はビジネスで成功した超富裕層、もう一方は歴史学者になりたかったが学生結婚したために一生の大半を車両整備士として過ごした男)が人生最後に、どうせ最後なんだからやりたいこと全部やってやるリスト(バケットリスト)を実行していく。
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