40代男性で筋トレにハマる人が増えているように思う。
20代、30代でも筋トレを始めてみる人は多いものの、継続率は40代の方が高いのではないか。
今日はその理由を考えてみようと思う。
実際に筋トレにハマる人は増えている?
有名人の中には、40代以上の男性で体を鍛えることに異常な信念をもっていて、
実際に筋肉隆々になっている人が少なくない。
こんなところから、増えている印象だけなのか、実際の数字(総務省の統計)を見てみることにする。
総務省の統計では、少し前になるが2016年時点で10年前と比較すると、
40代男性の
・「ウォーキング・軽い体操」の行動者数40%増
・「器具を使ったトレーニング」の行動者数80%増
となっている。
これは30代と比較するとかなり歴然としている。
実際に日常的にウォーキング、ランニング、筋トレをする人は以前に比べて、増えているのだ。
(文末出典をもとに筆者作成)
筋トレを始めるきっかけは?
『体型の変化』と『体力の衰え』
まず、30代後半から40代に差し掛かる頃、身体に贅肉がつき、若い時の体型を維持できなくなってくる。
人の体型はつまるところ、摂取カロリーと消費カロリーの関係性できまる。
摂取カロリー>消費カロリーなら体重が増えるし、逆なら体重は減るのだ。
40代近くなると、基礎代謝が低下し消費カロリーが少なくなるので、20代の頃と同じ感覚で食事をとるとカロリーオーバーになる。
吉野家牛丼大盛り、ココイチカレーの大盛りは、40代にとっては基本的にカロリーオーバーなのである。
このことを知っていないと、若い時はBMIで適正体重だった人がだんだん肥満になってくる。
また体力の落ち込みを感じるのもこの頃だ。
階段の上り下り、長時間の歩行、何かの機に走ったりしたときに以前との違いに気づく。
『老い』への抵抗
体型の変化、体力の衰えから老いを感じるとき、ある人々は老いに抗い始める。
人の脳、特に男性の脳は20代のときとほとんど変わらない。
食事をとる感覚同様、
10年、20年の様々な経験で、経験値はあがり、知恵はつくのだが、それ以外の意識は変わらない。
脳は変わらないのに体だけ変わっていくときに、
それに耐えられず、いつまでも若くいたいという思いにかられる人は多い。
そして筋トレを始めることになる。
筋トレにハマる理由、継続できる理由は?
筋トレを始めてはみたものの、なぜハマるのか、継続できるのか。
『効果がわかりやすいこと』と『ポジティブサイクル』
それは、40代で筋トレを継続すると確実に何かしら効果が出てくるからだ。
ちゃんと続ければ30代のころの体型に戻ってくる。
20代の筋トレは効果が目に見えてこない。なぜなら元が引き締まっているから。
人間、効果が見えないもので長続きさせるにはよほど強い信念がいるので、だいたいは継続できない。
対して、40代の筋トレはマイナスからのスタートなのでそこそこやれば効果が目に見えて現れる。
人間、効果が見えるともっと、もっと、となり継続率が上がる。
1年、2年続けると20代より逆に引き締まった体型になってくる。
こうなると完全に習慣化される。(ポジティブサイクル)
やめてしまうどうなるか、始める前の状態を知っているので余計にやめられない。
これが若者ではなく中年で筋トレにハマる人が多い理由だと思う。
正解がないことへの挑戦
また、もう一つの理由として、
ほとんどインターネットで正確な情報が集まる現代の世の中で、医療、健康の分野だけは情報の精度が低い。
筋トレもこの中に入っていて、何が正解かわからない。
【筋トレの頻度や程度】
・週に、日に、どれだけやればどのくらいの筋肉がつき、どの程度の体型が保たれるのか?
・回数をやった方がいいのか、負荷を強くした方がいいのか?
【食事の質】
・タンパク質はどれだけ取ればいいのか?
・プロテインは飲んだ方がいいのか?
・炭水化物は控えた方がいいのか?
結局のところ、体質、運動量と質、食事量と質、パラメータが多すぎて一律には決まらないので、正解はないに等しい。
正解がない中で少しずつ効果が現れ、自分で試行錯誤するしかないところも、筋トレにハマる理由の一つだろう。
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(出典)