今どき、男性も化粧水使ったスキンケアをしますよね。
女性の場合は母親という相談相手、指南役がいるけど、
男性の場合、父親とそうはならない(なるのかな?)と思うので、みんな独学になりますよね。
で、化粧水は、とりあえず家族が使ってるやつとか、
市販の適当なやつを使うっていうのが一般的だと思うのですが、
何を選ぶか、という選択の基準として、基礎知識は持っておいたほうがいいと思うのですよ。
なので、ここでは、
他からの寄せ集めですけど、
これだけは知っておこうみたいなスキンケアの基礎の基礎を紹介します。
化粧水でスキンケアをする目的
顔などに化粧水をつけ、スキンケアする目的はなんでしょう?
それは外部の刺激から肌を保護することです。
まずココをはっきりさせましょう。
化粧水をつける目的は、
シワやシミをとることだったり、
肌の弾力を保つこと
ではありません。
一度できたシミはとれないし、
肌の細胞に外側から栄養分を与えても細胞が活性化することはありません。
ヒアルロン酸やコラーゲンの入った化粧水を皮膚に与えても、外部から皮膚に浸透することはありません。
肌=皮膚はヒトの体のうち、外部との接点です。
肌を外部の刺激から保護することで、
体内からの水分蒸発を防いだり、肌の細胞の老化を遅らせたりすることが目的です。
化粧水をつけるとどうなるのか
肌の構造はこのようになっています。
このうち化粧水が届くのは角質層までです。
よく化粧品の”肌に染み渡る”などの表現があると、
その下に小さな文字で”角質層まで”と説明書きがされています。
法律(薬機法)で広告の仕方が決まっているからです。
あの角質層は皮膚の表面0.1ミリ以下の部分です。
化粧水はここまでしか効かないのです。
化粧水が角質層に届くと、角質層を保湿します。
基本的に化粧水の効果は、この保湿です。
角質層の水分量を増やしたり、保湿することで、
角質層より下にある水分が肌から蒸発するのを防ぐことができます。
肌のバリア効果です。
化粧水の主要な保湿成分
- セラミド
- ヒアルロン酸
- エラスチン
- コラーゲン
- 天然保湿因子(NMF)
- グリセリン
こういうものが多く含まれているものを選ぶとよいでしょう。
化粧品の分類
化粧品は薬機法にて以下の分類があります。
医薬品
日本薬局方に収められているもので、人または動物の病気の判断や治療、予防に使用され、身体の構造又は機能に影響を及ぼすもの(機械器具等でないもの)
医薬部外品(薬用化粧品)
吐き気などの不快感、あせも、ただれなどを防ぐために使用されるもの、口臭、体臭、脱毛の防止、育毛、除毛などの美容目的に使用されるもの、厚生労働省が指定するもののうち人体に対する作用が緩和であるもの
化粧品
清潔に、美しく、魅力を増すもの、皮膚や毛髪を健やかに保つもので塗るなどの方法で使用されるもの
福岡由麻著 知識ゼロでもわかる!超初心者が薬機法に興味をもったらはじめに読む本より引用
医薬部外品(薬用化粧品)と化粧品の違いは、人体への生理作用があると厚生労働省が認めた有効成分があるかどうかです。
医薬部外品(薬用化粧品)には有効成分の表記があります。
これは、化粧品選びの一つのポイントになります。
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参考
– 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)
– 日本化粧品工業連合会
– 日本化粧品協会
– 化粧品成分オンライン
– 吉木伸子著 美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール毛穴・シミ・シワ・大人ニキビの悩みを解決!
– 北條元治著 美肌のために必要なこと(保湿とUVカットだけのシンプル・スキンケア)
– 福岡由麻著 知識ゼロでもわかる!超初心者が薬機法に興味をもったらはじめに読む本